安威川ダムの近くには「キリシタン遺物史料館」という史料館があります。
近くとは言っても車での距離ですが。せっかくなので安威川ダムの帰りに寄ってみました。
茨木市の隠れキリシタンの里はザビエル像が見つかった場所!
歴史の教科書で出てくる超有名な聖フランシスコ・ザビエルの絵。
実はキリシタン遺物史料館があるこの地で発見されたそうです。
大正8年(1919年)に、京都大学がキリシタンの墓碑を発見したという記事を読んだキリシタン研究家の藤波大超が、千堤時地区がキリシタンの里ではないかと考察。
そして千堤時地区の住民、東藤次郎と共に千堤時地区のお墓を調べまわり、十字架を刻んだ墓石を発見。さらに東藤次郎の家に代々伝わるという「あけずの櫃」を、頼み込んで開封すると、中から出てきたのが有名な聖フランシスコ・ザビエルの肖像画でした。
その所以から建てられたのが「キリシタン遺物史料館」。キリシタン遺物史料館の前にある民家が聖フランシスコ・ザビエルの肖像画が発見された東藤次郎の家だそうです。
キリシタン遺物史料館へのルートと駐車場
キリシタン遺物史料館のルートですが、山の中の小道の先にあるので文字で説明するのがちょっと難しい。なのでGoogle Mapでご確認を。
自分は車のナビに従って行きました。結構昔からある史料館なので、よっぽど古いナビじゃなければ載っているはず。
山の中にある史料館ですが、道はそこまで狭い山道ではなく舗装もされているので、車の運転がめちゃくちゃ苦手って人じゃなければ運転は問題ないと思います。
キリシタン遺物史料館の周辺には、行先案内板があるので迷うこと少ないと思います。
駐車場は車3台ほど駐車できるスペースがあります。結構人が頻繁に来てましたが、史料館はでかくはないので、滞在時間は長くても30分ほどと思うので、駐車場が満車でもすぐに空くと思います。
実際、行ったときは駐車場は空いてました。
駐車場は狭いので注意して停めましょう。
バスで行くなら最寄りのバス停は、千提寺口。バスは阪急茨木駅から出ているとのこと。千提寺口から歩いて15分ほど。
キリシタン遺物史料館の中ではカメラ撮影できないのが残念でした
キリシタン遺物史料館は、小さな洋館のような感じ。
入場料は無料です。
中はほぼ一部屋のスペース。アルコール消毒液が置かれてました。トイレは綺麗なのでトイレが近い人でも安心。
一部屋のスペースに展示物が展示されています。
部屋の中は写真撮影禁止。キリシタンの貴重な展示物なのでカメラに収めたかったところですが、残念です。
キリシタン遺物史料館の目玉はこの地で発見されたフランシスコ・ザビエルの肖像画ですが、実物は神戸市立博物館にあるそうです。
千提寺天主堂跡にマリア像
キリシタン遺物史料館からちょっと離れた場所に千提寺天主堂跡という場所がありました。
第二次世界大戦までこの地に天主堂があったみたいですね。
立っているのはマリア像です。
場所はこの辺り。
【千提寺天主堂跡】
住所:大阪府茨木市千提寺300-1
まとめ
大正時代まで明らかにされなかった隠れキリシタンの遺物を展示した史料館はとても興味深いですが、キリシタンにとても興味がある人以外は少々退屈かもしれません。展示物も少ないですし写真も撮れない。
ただ大阪府茨木市に隠れキリシタンの里が、江戸時代を超えて人知れず大正時代まで存在したのかと思うと、キリシタン遺物史料館に来て不思議な感じはしました。
【キリシタン遺物史料館】
住所:大阪府茨木市千提寺262
コメント