結局、最後まで読んでいなかった王欣太氏の「蒼天航路」(原案は李學仁)。
いつか完読しようと思いつつ10年以上。久々に「蒼天航路」を思い出し、この度、めでたく完読しました。
曹操孟徳が主人公の三国志
三国志の漫画で有名な横山光輝氏の「三国志」の主人公は劉備玄徳。王欣太氏の「蒼天航路」の方は主人公が曹操孟徳。
横山光輝氏の「三国志」は読み込んだので、曹操が主人公の三国志は新鮮。
三国志では、曹操は劉備のライバルということで悪役にされていますが、実際は「蒼天航路」で描かれている曹操の方が近いかも。冷酷だが一本筋が通った感じ。
「蒼天航路」の曹操は超スーパースター扱いです。
曹操配下の武将、夏侯惇や夏侯淵、荀彧、許褚、郭嘉、張遼など、曹操陣営よりの漫画だからこそ描かれるキャラ設定がなかなか興味深かったです。
蒼天航路の曹操軍団の他のキャラ
「蒼天航路」の劉備はなんか頼りない感じ。「蒼天航路」の劉備がなぜ民衆から英雄に祀り上げられたのか理解に苦しみますが、関羽と張飛と組んだからということでしょうか?
実際の劉備もこんな感じだった気がします。能力が高ければもっと早く出世していたはず。
「三国志」では超天才軍師として描かれている諸葛亮孔明は、「蒼天航路」では変わり者というキャラ。ちょっとつかみどころがなかったです。しかも活躍の場面が少ない。
孔明の活躍を期待していましたが、残念。
人気の関羽雲長は前半中盤での活躍はほとんどなく、ラストに大活躍します。やっとという感じ。
あと三国志では忘れちゃいけない無敵の武将、呂布奉先。キャラがハチャメチャです。猛獣とか怪物の扱い。これはこれで良し。
他にも孫堅、孫策、孫堅、周瑜、袁紹など三国志の英雄たちが、曹操目線で描かれています。
ちなみに袁紹。もちろん歴史の通りに曹操に敗れるのですが、ぶくぶくと太ってしまってキャラが崩壊しておりましたが、あれはいったい何だったんでしょう?
まとめ
「蒼天航路」全36巻。あっと言う間に読めました。「蒼天航路」を読んだ後、また横山光輝氏の「三国志」を読んでみたくなりました。
「三国志」を読んだら、また「蒼天航路」を読みたくなるような気が。
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