満田拓也さんの漫画、MAJOR(メジャー)。全78巻、読破しました!
気になりながら、まだ読んでなかったMAJOR。期待以上に面白かった!
MAJORの連載開始は1994年。連載終了が、2010年ですから、足掛け16年にも渡る超長編漫画です。
いつか読もうと思いながら、今回やっと読む機会ができ、一気に読みました!
話は主人公の本田吾郎の幼少期から始まります。
本田吾郎はプロ野球選手の本田茂治の一人息子で、父子家庭。本田茂治は才能に恵まれながらも故障で不遇のプロ生活を送り、打者に転向し復活の矢先にデッドボールの事故で死亡。
両親を失った本田吾郎はそんな悲しい出来事にも負けず、野球一筋で「おとさん(本田茂治)」のようなプロ野球選手を目指します。
様々な困難を克服し、ついにはメジャーリーガーに!といった内容。
もともと才能に満ち溢れた設定の本田吾郎(途中で茂野吾郎となる)。普通に生活を送れば、順調にプロ野球選手になれるはずですが、あっと驚く困難が次々と吾郎に襲い掛かるため、なかなか陽の目を見ない。ここがこの漫画の面白いところ。
普通ですと、リトルリーグや中学野球で活躍し、高校で甲子園に行き、日本のプロ野球を経て、メジャー入りかなと思いがちですが、MAJORではそうはいきません。
なにしろ、リトルリーグでの優勝はなく、甲子園すら行けず、もちろんプロ野球には行かず、単身アメリカに渡ってマイナーから始めるのですから。
もちろん、厳しい道を選んだのは吾郎本人。
所属する野球チームは弱小チームばかり。その弱小チームのピッチャー(吾郎)が物凄い球を放るのですから、痛快!
「おとさん」にデッドボールを当てたギブソンとその息子のギブソンJrとの因縁も鳥肌ものでした。
世の中に数ある野球漫画の中でもピカイチの漫画でした。ここまで長編の漫画になると中だるみして、後半は無理やり連載している感じがして読む気が失せてしまうことが多いのですが、MAJORはまったくそんなことなし!!
ラストも見事な終わり方でした。
子供を野球好きにさせるなら、MAJORを読ませるのがオススメです。セリフが少ないので素早く読めますし。
このMAJOR、3月から週刊少年サンデーにて続編が復活するみたいですね。
楽しみです。
他の人のMAJORの評価も高いみたいです。
【MAJOR 満田拓也】
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