ATPワールドツアーファイナルズ 2014の錦織圭のテニスの戦い。
随所にプレイで魅せてくれました。
1戦目のマレー戦。
これまで勝ったことのないマレーに対してどう戦うのかが興味深かった。
不調によりランキングを落としていたマレーもここ最近調子を戻していて、Bグループの予選の中で錦織圭にとって一番苦戦する相手かなと思ってましたが、結果は錦織圭のストレート勝ち。
錦織圭もサーブが不調で苦しんでましたが、ストローク戦ではマレーをほとんど圧倒。今年、かなり成長したことを感じさせました。
【錦織圭vsアンディ・マレー戦(予選)の結果とスコア】
6-4 6-4で錦織圭の勝利
2戦目のフェデラー戦。
絶好調フェデラーに対してストレートで負けてしまったものの、1セット目は仕方ないとして、2セット目のブレークチャンスをものに出来なかったのが痛かった。
錦織圭はフェデラーの弱点のバックハンドを攻めてましたが、片手バックハンドでライジング気味にあのスピードでしのいでいたのはさすがフェデラー。
【錦織圭vsロジャー・フェデラー戦(予選)の結果とスコア】
3-6 2-6でフェデラーの勝利
3戦目はラオニッチが棄権でフェレール戦。
フェレールのあの何でも返してくる超粘りに正直やばいかなと思っていたら、案の定、1セット目は4-6で落としてしまった。
でも2セット目は錦織圭の圧巻の試合運び。ファーストサーブも決まりだし、ストロークでもフェレールを圧倒し、。
3セット目は錦織圭はスーパーゾーンに入り、6-1で勝利。
自分よりランキング下位の選手には負けませんね。ランキングトップ選手としての貫禄が出てきました。
フェレールも33歳であれだけの粘り。さすがに3セット目は疲れていて動きが悪くなってましたが、守りのテニスとして非常に参考になりました。
【錦織圭vsダビド・フェレール戦(予選)の結果とスコア】
4-6 6-4 6-1で錦織圭の勝利
総当たり戦を2位で通過した錦織圭の準決勝は、ジョコビッチ戦。
スロースターターの錦織圭、1セット目はサーブに苦しみ、ジョコビッチのサーブが絶好調ということもあり、1セット目は1-6でダウン。
しかし、2セット目、錦織圭は調子を戻し、ジョコビッチのファーストサーブに対するリターンが返りだす。サーブを返せればストロークでジョコビッチを圧倒し、2セット目は錦織圭奪取。
ジョコビッチは相当プレッシャーを感じて、サーブが不調に。
1セット目あんなに調子のよかったサーブが、2セット目で崩れるとは。テニスはちょっとした事で流れが変わります。怖いスポーツです。
この2セット目の流れから、3セット目は取れるだろうと期待していたところ、案の定、3セット目の1ゲームで15-40の大ブレークチャンス!!
で、ジョコビッチの粘りと言うよりも、錦織圭のミスでジョコビッチのサービスをブレークできず。
このゲームで流れは再びジョコビッチへ。
ジョコビッチは、次の錦織圭のサービスをブレークし、 錦織圭は大不調モードへ。ジョコビッチは調子を取りもどし、結局3セット目は0-6でジョコビッチ。
惜しかった。3セット目の1ゲームをブレークできていれば、勝っていたと思われる試合でした。
この試合は、錦織圭とずっとランキング上位をキープしているジョコビッチとの経験の差だったのかもしれません。
【錦織圭vsノバク・ジョコビッチ準決勝の結果とスコア】
1-6 6-3 0-6でジョコビッチの勝利
テニスをやっているとわかるのですが、試合の流れってちょっとのミスで変わるんですよね。錦織圭やジョコビッチでもあんなに変わるとは。プロはすごいプレッシャーの中で戦っているということです。
勉強になりましたって・・・そんなたいそうなレベルのテニスはできませんが・・・。
今回の錦織圭選手、ATPワールドツアーファイナルズ に出れるだけでもすごいことです。
その上、来年のグランドスラムでの優勝の可能性を見せてくれた4試合でもありました。
来年、更に期待!
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